何のためにするのか(2)
とある自己啓発セミナー。
セミナーの開始に先立ち、講師がセミナーのルールを説明する。
その一つに
「全日程に参加する」
というのがある。
参加者から質問。
「もし、体調が悪くなったらどうするんですか。」
「もし、途中で事故に遭ったら。」
だから、何だと言うのか。
「全日程に参加する」というルールに対して、
守れると思っているのか、守れないと思っているのか。
守るつもりがあるのか、それとも破るつもりなのか。
四日間の日程に対して、
「最終日はどうしても仕事が休めないんだ。
だから、セミナーの最終日はサボるつもりだ。」
と言う人は、最初から約束を破るつもりだ。
ルールを守らないつもりの人は、お帰り願う。
まあ、最初からルールを無視する人は置いておいて、
守る気があるのかどうかが怪しい人が、
「もし、体調が悪くなったらどうするんですか。」
と訊くんだな。
セミナーの参加申込書に、
「体調がすぐれない時は参加お断り」
みたいなことが書いてある。
参加しようとして会場にやって来てるってことは、
医師の診断があったか、自己判断か、
「セミナーに参加するだけの体調は維持できてます。」
ということのはず。
それを「体調が崩れたら」って、
あなたはセミナーに来て病気になるつもりか?
途中でセミナーに参加できなくなるような
体調不良になる予定なのか?
こんな質問が出てきて、
また似たような質問が続いて、
聞いている方は
「何、自分勝手な質問ばかりして」
と、イラついていた。
とここまで、
『洗脳体験』に載っていた話をベースに書きました。
記憶を元に書いてるので、誤りがあればご指摘ください。
上のセミナーの話で言えば、ルールはルール。
そのルールを守れるならセミナーに参加すればいいし、
守れないなら参加しないで帰ればいい。
「ルールは守らないけど参加させてくれ」
と言うのは、通らない。
「お金を払うというルールは守らないけど、品物はもらっていく」
では泥棒。それと同じだ。
何のために
「私はルールを守らないけど、参加していいですか?」
という質問をするのか。
「いいです。」
という回答を期待しているのだろうけど、
世の中そんなに都合よく進むもんかい。
「そのような場合も、○○ですから安心して参加してください」
という回答をするセミナーもあるかもしれない。
しかし「全日程に参加する」というルールがある時点で、
そな甘っチョロいところじゃないんだから。
幼稚園くらいの子が友達とケンカして
「ごめんね。」
「いいよ。」
幼稚園生がお弁当を食べ終わって、
弁当箱を先生に見せに行く。
「遊んでもいいですか。」
「いいですよ。」
質問されたら「いいです。」の回答。
というパターンが通用するのは、
その前提が「OK」である場合だ。
まさか、幼稚園の頃から今までずっと
「いいですか?」「いいですよ。」
という思考でやってきた訳ではあるまいに。
質問する相手も間違えているし、
質問する内容も理屈に合ってない。
そんな体験を近頃したので、
『洗脳体験』の冒頭のルールの話を思い出した。
まずは、魔法の質問のセミナーを受けてきたら、
という感じです。
また今回も、突っ込んだところまで書けなかった。
続きは次回に。
■昨日の良かった点
・バリュードメインから返答が来た。深夜だと言うのに。
・当面の仕事がようやく決まりそう。
・Nツールの追加確認の日程が決まった。
月曜日って、台風接近なんですが。
・早寝した。