夜中に耳元で異音が

夜中に寝ようとして布団に入ると、耳元でガサゴソと異音が聞こえる。
そこら辺に積んである物が徐々に崩れていく音か?
耳元に積んである物で崩れそうな物はない。
時計の針の音は、異音とは別に聞こえてくるから、これも違う。
何だか分からないなぁと思いつつ、また布団に入る。
依然として、耳元ではギシギシ、ガサゴソと異音が止まらない。
一体何の音だ?と探すと、そばにある大きな紙袋から音がする。
紙袋を上から覗くと、要らなくなった子供の本が詰まっている。
紙袋の中でガサゴソ動くのはゴキブリか?
ギーギーいってるのは、まさか、ネズミがかじってる?
クモが紙袋の中を走り回ってるのか?
懐中電灯で中を覗いても、本に隠れて怪しい物体は見えない。
このまま放っておくと、いつの間にか袋から飛び出して
部屋のどこかに行ってしまうかもしれない。それも困る。
昼間ならまだいいけど、夜中に暗闇に紛れたら、見つからないぞ。
とりあえず、紙袋の上にビニール袋を被せておくことにした。
これで、いきなり部屋に飛び出してくることはない。
飛び出してきても、まずはビニール袋でブロック。
キンチョールを撒いて、新聞紙で叩いて、ビニール袋を丸めて捕獲だ。
と、準備をしてみたものの、ガサゴソ、ギーギーと音が続くばかりで、
紙袋から出てくる気配はない。
大体、耳元でそんな異音がしたら、眠れやしない。
やっぱり、正体を突き止めて、対策を打つしかないだろ。
異音を放つ大きな紙袋、
中を見るための懐中電灯、
怪しい物体を退治するための古新聞、キンチョール
これだけ持って、玄関の外へ。
蓋の代わりに被せたビニール袋を外す。
状況に変化はなく、紙袋から音が聞こえる。敵はまだ中にいる。
紙袋を広げ、二組の紙芝居と数冊の本を外に出す。
ようやく黒っぽい物体を発見。
ネズミではない。もっと小さい。
ゴキブリではない。全然動こうとしない。
クモでもない。
カナブンか何かのようだ。
正体が分かったところで、紙袋に入った本を取り出していく。
紙袋の内側を這い上がろうとしてガサゴソと音を立てる。
滑って底まで落っこちる。
ひっくり返って何もできなくなり、ジタバタもがく。
本を全て取り出したら、袋を逆さまにして異物を逃がす。
そして取り出した本を再び紙袋に詰めて、家の中に入る。
紙袋を元の場所まで戻す途中に
「虫の写真を撮っておけばよかった。」と一瞬思った。
が、カメラを持ってまた外にいくのも面倒だし、
もう虫だってどこか行っちゃったろうし、さっさと寝よう。
以前、壁の中からバタバタと物凄い音がして驚いた時がある。
まるで鳥が壁の中で羽ばたいているかのような音だ。
業者に調べてもらったが、鳥が入り込むようなスキマはなかった。
通気口のような小さな穴から昆虫が入り込んでジタバタすると、
物凄い音がすることがある、との説明を受けた。
そんな虫くらいであんな音するかよ、と思ったが、
今から思えば、虫だったんだろうな。
■昨日の良かった点
・息子のチャレンジ2年生の添削をポストまで出しに行った。
・小学校の運動会に家族で行った。
・下の娘がチャレンジ1年生準備号をするのを手助けした。
・子供達を風呂に入れ、一緒に風呂に入った(7)。

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