卒業証書を買う男?
『本当にあった怖い話?』
http://free-paper-annex.blog.so-net.ne.jp/2013-08-18
と同じく元ネタが見つからないので、
☆KEY劣化版ですが、
若い頃に見たテレビドラマの話。
とある大手企業の専務。
この人、本当は高卒なのに早稲田大学卒業と自称していた。
ある日、紳士録の業者だか、業界紙の記者だかが取材にくる。
「専務、大学は確か早稲田でしたよね?」
「ああ。」
はっきりしない口ぶり。
「専攻は何でしょう?」
「ええと、わしゃあ。」
「あ、ワセリンの研究ですね。それで、奥様はどちらの学校でしょう?」
「そんなもの、ええわ。」
「はい、東洋英和ですね。」
紳士録だか業界紙だかに、専務のことが載ってしまう。
奥さん東洋英和なんか行ってないのに。
奥さんに詰め寄られて、専務は白状。
就職する時に提出した正規の履歴書(高卒)を、
人事関係の職場にいた時に職権乱用で
大卒の学歴を書いた履歴書とこっそりすり替えたのだと。
しばらくして、早稲田のOBから連絡が入る。
今まで住所も分からなかったけど、
そんな会社で専務だったんだな。
今度同窓会があるから、是非、来いよ。
どうやら、同姓同名の別人が早稲田にいたようだ。
そしてこの専務、のこのこと同窓会へ行く。
「おーい、やっとこいつの居場所がわかったぞ。」
「みんな、こっち来いよ。」
同じ研究室だったことになってる人達が寄って来る。
「卒業してもう40年になるなあ。」
「そうだなあ。」
「お前、随分変わったなあ。分からなかったぞ。」
こんな当たり障りのない会話では偽者とバレはしない。
「そういえば、二人で階段から転げ落ちたな。」
「そんなことあったっけかな?」
適当にはぐらかしながら、現在の状況を語り合い、
同窓会は何事もなく無事終了。
ドラマの内容はとりあえずここまで。
それにしても、階段から落ちるなんて事故を忘れるのかよ?
会話続けてたら絶対バレるって。黙っとけよ。
という、☆KEYの心配を他所に、全然バレなかった。
まあ、話の都合上、そんな序盤で偽者とバレる訳には
いかないだろうけど、本当に分からないものなのかな?
そして30年ぶりに同窓会で友達と会って思ったのは、
そんな大昔のことは余り覚えてない。
一つ一つエピソードを話されると
ああ、そう言えばそんなことがあったなあ、
と思い出すけど、パッと出て来やしない。
テキトーに思い出した振りをしながら話していれば、
あなたも立派な偽者って訳です。
酔っ払って盛り上がってたりすれば、完璧です。
大体、外見からして全然違っちゃってるし。
一緒に授業受けてたけど、
そんなに親しくはなかった人に話しかけられて、
誰だ、この人?状態。
最終的には思い出したけど、
そこでテキトーな話を振られたら
そんなこともあったっけと信じてしまいそうだ。
■昨日の良かった点
・娘達の赤ペンの添削の送付準備をした。
まだ書き足りない所があるので、差し戻した。
・上の娘のジュエルポッドの電池を交換した。
・社内検査の一日目、大きな問題なく済んだ。
・日曜日に休日出勤して対応した不具合は、
協力会社さんの頑張りでようやく片付きそう。
水曜グランドロマン『ニセ学歴』
1989年6月7日 中条静夫
かれこれ10年。ここで調べて、ようやく判明しました。
http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-25370