いじめられっ子が成績抜群、スポーツ万能のモテモテに

中学生のころ読んだショートショートの類。
眉村卓かな。
本日のブログのタイトル
「いじめられっ子が成績抜群、スポーツ万能のモテモテに」
で検索してもヒットしない。
ので、例によってテキトーにリライト。
======あらすじ======
主人公のオーヤは成績不良、スポーツも苦手な男子中学生。
それが、コウが家庭教師に就いてから成績は急上昇。
スポーツも万能でモテモテに。
喜んでいたオーヤだったが。

ラストでコウは宇宙人だったことを明かす。
オーヤに近づいた目的は
「地球人の人格破壊を競うレース」で優勝すること。
なるべくダメそうな奴を探して
短期間で成績優秀なりスポーツ万能なりに変えていく。

地球人の目から見れば「成長」だが、
宇宙人はそれを「人格破壊」と呼ぶらしい。

オーヤがコウに迫る。
「どこが人格破壊なんだよ!」
「ついこの間までオドオドしていた君。
 それがオーヤの人格だった。
 ところが、今は単なるゴーマン野郎。
 これ、人格破壊じゃないか?」

混乱しているオーヤを残し、コウは宇宙へ去る。
======あらすじ終わり======
中学生の頃に読んだ時、
色々と疑問に思うこともあったが、
今思い返すと、その設定で合ってる。
======家庭教師に来た初日の話======
「どんなことを習っているのか、最初に教科書を見せて。」
机の上に並んでいる教科書から、まずは数学を渡す。
コウ先生は、パラパラッと速読で教科書を読んでいる。
「なるほど、数学はこんなものか。次は?」
一通り教科書を読んだ後、授業が始まる。

コウ先生、教科書を一から読み直してるけど、
数学なんてどこの教科書だって同じじゃない?
「なるほど、これが数学と言うものか」
みたいな読み方して、何か不思議な感じ。
と、オーヤは疑問に思った。

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自分も、その当時は疑問を持った。
国語や英語は、教科書によって扱う作品が違うし、
学習指導要領が変わって
歴史から「聖徳太子」が消えたり
鎌倉幕府が1192年でなくなったりもする。
でも、コウ先生は大学生(という設定)なんだから、
中学の数学なんて、何も見なくても分かるだろ。
教科書を一から読み返す必要があるのか?
中学生の☆KEYだって数学分かってるんだから。
(続く)

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