1994年から2001年までの8年間に渡り、年賀状の年号には西紀(西暦)、元号、皇紀の3つを記載してきました。誰か気づいてくれないかと毎年続けていたところ、去年ようやくコメントをくれた人がいました。(去年は実は書かなかったんですが)
何で皇紀何て使ってるの?って。問題提起のつもりでずーっと書いてきたのに、みんな特に気にならなかったんですかね。それとも右翼と思われていたのか。ということで、少し調べてみました。ご覧になった皆さんも年号について改めて考えてみませんか。
西暦2003年 イエス生誕が紀元と言いつつ、実は4年(6年という説もある)ずれてます。ヨーロッパで広まったのは早くとも10世紀以降、実は17世紀頃と歴史はそれほど古くないようです。近頃は世界的にデ・ファクト・スタンダードとなっています。
平成15年 天皇の即位の度に改元されることになっていて、天皇制の正当性を裏付けるかのようにも見えます。しかし、明治以前は天皇が即位したのに改元がなかったこともあるし、将軍の就任や天災などでも度々改元されました。皇帝が時間さえも支配するという古代中国の思想に基づき古くから使われていますが、現在は日本の他ではほぼ使われていません。
皇紀2663年 神武天皇即位を紀元。縄文時代に天皇制が始まったり、初期の天皇は200歳も生きたりと、科学的根拠は皆無です。元号と違って法制化されないのはインチキだからでしょうか。閏年を決める法的根拠(明治31年勅令第90号)とも言われますが、条文を良く読むと結局は「皇紀−660=西暦」と書いてあるだけです。
仏歴2546年 釈尊入滅(釈迦の臨終)を紀元。諸説ありますがタイやビルマではBC543年を紀元としています。