東洋人の超能力講座
 謎の東洋人


その5. 死刑囚も生き返る!(FP 1994.12)

 皆さん、今日は。超能力講座もいよいよ佳境に入ってきました。前回は「潜在意識に伝えた願いは、その通りに実現する」という結論をお話ししました。自分が金持ちになる、健康になる、といった「自分自身」に関する願いが実現するのは珍しくありません。また、彼女が恋人になってくれる、お客さんが契約してくれる、といった「相手」に対する願いもよくあるものです。これとはちょっと違った例をいくつかご紹介しましょう。

 ある男の娘が皮膚病になるとともに関節炎にもなりました。医師の治療もむなしく、直る気配すらありません。その男は「娘の病気が治るなら、私の右腕をあげてもよい」と言いながら強烈に娘の回復を念じていました。
 二年ほどたったある日、その男は交通事故で右腕を失くしました。不思議なことに娘の皮膚病も関節炎も、それと同時に直ってしまったのです。
 ノーベル賞をもらった世界的外科医アレキシス・カレル博士もこのような不思議な出来事の存在を認めています。
(*1『マーフィー100の成功法則』より)

 アメリカである男が死刑を宣告されました。死刑執行までの間に、彼は真剣に神の愛を求め、神が彼を許し、自由の身にして下さるようにと祈りました。
 そして死刑執行の日。彼は十三階段を上り絞首台に立ちました。ところが、台の踏み板が外れません。係員が色々と修理をしたりしてみましたが、板は台についたまま。何度もやり直したがダメで、結局この死刑囚は自由の身となりました。
(*2『人生は思うように変えられる』より)

 これよりももっとすごい例が日本にあります。明治五年十二月、石鉄県(今の愛媛県)での話。なんと、絞首刑になった人が、処刑後に生き返ったのです!!
(*3『日本死刑史』より)

 とまあ、極端な例ばかり挙げてきました。日本の死刑囚の話なんて、「失敗の可能性が、いくつか予想される場合であっても、最後に起こるのは成功である」という成功法則そのものじゃないですか。
 さて、それではどうやって願いを潜在意識に伝えればいいのでしょう。
 1.自分の望むことをうまく想像すること(image)
 2.そのことを考え続けること(think)
 3.実現を信じること(believe)
 4.行動すること(do)
この4つの条件が必要となります。
(*4『マーフィーの黄金律』より)
一つでも欠けると、潜在意識はうまく働いてくれません。そりゃ、行動しなければ結果は出ないけど、イメージならば簡単さ、と思う方が多いでしょう。でも、本当かな? あなたの目的地はどこですか?  あなたはもっとお金が欲しい、金持ちになりたいと「想像している」としよう。それじゃあ、一万円札を想像してみて下さい。福沢諭吉のホクロの数は? ナンバーの書いてある位置は? ナンバーの桁数は? 「10000」という数字がいくつ入っている? 分かりましたか。お金が欲しいと想像しながら、実はお金そのものがどんな物かよく知らない。そう、イメージが一番大事なのです。
 以上で一通りの説明は終わりました。後は簡単な「実験」で、潜在意識の力を確かめてみることができます。実験方法については、また別の機会に。

 参考図書等のお問い合わせはF・P事務局まで。

参考文献
*1 大島淳一『マーフィー100の成功法則』産能大学出版部
*2 ジョセフ・マーフィー著、太刀川三千夫訳『人生は思うように変えられる』、産能大学出版部
*3 森川哲朗『日本死刑史』、日本文芸社
*4 しまずこういち『マーフィーの黄金律』、産能大学出版部

(C)1994-2003 Free Paper

トップページに戻る