東洋人の超能力講座
 謎の東洋人


その6. 簡単な実験(FP 1994.12)

 前回は願いを潜在意識に伝える時の条件をお話ししました。
   1.自分の望むことをうまく想像すること(image)
   2.そのことを考え続けること(think)
   3.実現を信じること(believe)
   4.行動すること(do)
 では、以上の4つを簡単な実験を通して説明していきましょう。

 超能力を身につけるための基本とも言われている、5円玉を揺らす実験です。5円玉に20cm位の糸をつけて、糸の端を右手の親指と人差し指で持ちます。そして、5円玉が糸についたまま、左右に揺れている状態を想像します。これがimageです。もちろん、自分の手でわざと揺らすのではありません。
 次に、揺れている状態が想像できたら、途中でそのイメージを中断しないことです。中断すると、そこで揺れは止まってしまいます。これがthinkです。
 中には、5円玉が揺れるなんて迷信さ、トリックに決まってる、と信じない人がいます。いくらイメージしたとしても、信じていないことは実現しません。要するにbelieveです。
 と、説明したところで、実際に5円玉を揺らす実験をやってみないことには、始まりません。いくら信じていても、5円玉が勝手に空中をゆらゆらと揺れることはありません。(プラズマ、半重力等でそういうこともあるかも知れませんが、今回の実験の範囲ではないので、省略します。)これがdoです。

 5円玉を左右に揺らすのが成功した人は、前後に揺らしてみて下さい。
 それができたら、5円玉をぐるぐると回転させてみて下さい。
 そして、上下に跳ねさせてみて下さい。


 実験に成功した人、おめでとうございます。実は、超能力とは関係なく、ここまでは誰にでもできることです。もし、全くうまく行かなかったという人がいましたら、その人は??? よっぽど疑り深い人か、こんな実験なんてくだらないと、極端に言えば世の中をなめてる人ではないかな。
 自分では手を揺らしていないつもりでも、その人の潜在的な意識によって筋肉が動き、知らず知らずのうちに糸を揺すっているのです。こっくりさんもこれと同じ原理で、イギリスの科学者ファラデーらの実験で解明されています。日本でも真宗大谷派出身でのちに東洋大学の創立者となった井上円了が解明しています。

 糸を揺らすことはできるかも知れない。でも、そんなもんで病気が治るのかよ、と不思議に思う方が多いでしょう。しかし、考えてみて下さい。病気というのは体の働きが正常とは異なってしまった状態なのですから、体の筋肉、神経、臓器が元通りの働きをすればいいのです。潜在意識の働きで手の筋肉が動いて、5円玉が揺れたのです。潜在意識に働きかければ、不随意筋、反射神経も強化することができるのです。

 潜在意識の力を確かめて頂けたでしょうか。後は同じようにやっていけば、人生自ずと開けてきます。具体的な願いは人それぞれ違うと思います。しかし、その願いを明確にイメージして、思い続け、信じて行動していけば、きっと実現するでしょう。それでは皆さんの幸せと発展を祈念して、ここで終わります。長い間のご愛読、ありがとうございました。  BY 謎の東洋人

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