第10弾 F・P的超能力生活=ウィンナーズ(FP 99号 1999.5)
1999年7の月が近づいてきました。ノストラダムスやら世紀末やらが流行っている今日この頃、超能力を企画しているテレビ番組もあるぐらいだ。今回は、それに絡んだお話。
その名もウィンナーズ。といってもハムやソーセージの仲間ではない。じゃあ、何なのか。謎の東洋人も興味を持っていた潜在能力。K氏が潜在能力に興味ある仲間を募集していたのだ。早速手紙を出したところ、折り返し電話があった。
まず、どういう潜在能力について何をするのか、それをはっきりさせてほしいもの。あんたが何かやりたいから仲間を募集したんだろうが。それを、何がやりたいのかってこっちに訊くなよ。
奴は人生が上手くいっているかどうかを彼女、奥さんがいるかどうかで判断していた。
奴はウィンナーズという自己啓発セミナーへ行っていた。ウィンナーズって、勝利者ということか。☆KEYの行っていたセミナーに行かなくってよかっただって。☆KEYはそんな所行ってたから、彼女もできないんだとさ。そりゃ、その頃、☆KEYはムーンちゃんとまだ知り合っていなかったけどね。
じゃ、あんた、彼女と別れたばかりってのはウィンナーズへ行ったからかい? どうりで声が暗い訳だ。技術者って、何の開発をしてるんだ。☆KEYの所属している電子情報通信学会にはいなかったぞ。
更にこいつ、じゃマールで仲間を募集しておきながら、こんなところで募集しても大した奴が集まらなかった、だとさ。あんた、そのウィンナーズとやらのセミナーで人生上手くいくはずじゃなかったのか。仲間は見つからないし、彼女とも別れちゃう、これが人生の勝利か、なかなかのセミナーだね。
ウィンナーズってセミナー、インターネットで調べたけど見つからなかった。弱小なのか、それとも宗教なのか。詳しいことは分からないけど、怪しい臭いがする。
K氏とはそのとき電話したっきりで、連絡も取ってません。今頃、人生でどんな成果を作り出していることやら。潜在能力を駆使して謎の西洋人にでもなってるんでしょうか。